WATER JET ウォータージェットについて
01 ウォータージェットとは?
ウォータージェット工法は、超高圧水発生装置により超高圧水を噴出させ、コンクリート建造物の断面除去・コンクリートの打ち継ぎ面の処理を行う工法です。
従来のブレーカーやチッパー等を用いた人力はつり施工と比較して、劣化部や脆弱部を確実に除去することができます。
噴出する水の圧力・水量を調整することにより、コンクリートの除去処理だけでなく、成形、表面処理、洗浄処理、また火気厳禁区域での金属切断・改造工事など幅広い用途に用いることができます。
また、既設建造物に振動を与えないため、打ち継ぎ面にマイクロクラック(微細なひび割れ)の発生がほとんどなく、新コンクリートと良好な一体性が図れます。
02 ウォータージェット工法の特長
マイクロクラックが発生しにくい
ブレーカー、削岩機等の打撃破壊とは異なり、超高圧水によって構造物を破壊するため振動が少なく、既設コンクリートにマイクロクラック(微小な裂け目)がほとんど発生しません。
劣化部分だけを的確に除去
適切な圧力、流量を使用することにより、既設鉄筋を痛めずにコンクリートの劣化部分だけを除去することができます。
新コンクリートとの良好な一体化
対象物に対して変形・ひずみ・残留応力が少なく、マイクロクラックの発生がほとんどない上に、はつり面が同時に洗浄され小さな凹凸で均一に仕上がるため、付着が良いので、新コンクリートと良好な一体性が図れます。